ソフトバンクの理論株価①
今回は、「ソフトバンクの理論株価①」について書こうと思います。
前回「ソニーの理論株価」ではソニーの理論株価を算出しました。
ただし現在の株価と比べると理論株価の方が5倍高い数値となり、ソニーは割安という結果になりました。
しかしながら現在のソニーの状況を考えると理論株価のように上昇する可能性は難しいと考えられ、実際の株価と理論とが乖離したのは多角化する事業などに計算の難しさが原因としてあったと考えています。
そこで今回はソニーに比べてシンプルなソフトバンクの理論株価を算出しました。
■前提条件
・理論株価算出方法はDCF法
・予測期間は2011年〜2017年までの7年間、それ以降は永続期間
・2018年以降のFCFは直近の2017年の数値を使用
・営業利益の成長率は年2%
・営業利益に対して減価償却費(+)は0.45倍、設備投資(−)は減価償却費に対して0.95倍、運転資本増加額(+)は2011年3月期の数値と同額
・非事業用資産は2011年の現預金+有価証券
・割引率はWACCを基に5.3%
前提条件は他にも小さいのがいくつかありましたが大きな数値は異常になります。
成長率はソニーに比べて多少高いと判断したので2%と設定しました。
この前提条件を基に算出した結果です。
■算出結果
①非事業用資産:942,756
②企業価値(事業価値+非事業価値):8,076,283
③事業価値(②−①):7,133,527
④有利子負債+社債:1,441,909
⑤株式価値(③−④):5,691,618
⑥発行済株式総数(百万株):1107.728
⑦理論株価(⑤/⑥):5,138
※①‐⑤単位:百万円
(※2011年3月期有価証券報告書を基に算出しました。)
以上より、ソフトバンクの理論株価は、5,138円という結果になりました。
尚、2012年2月15日時点のソフトバンクの株価は、2,388円です。

理論株価は現在の株価よりも2倍以上ありますが、今後株価がその値まで近づくことはあるんでしょうか。
現在のソフトバンクまでに大きくさせた要因はiPhoneであると考えれますが、昨年からauからもiPhoneが販売され、独占で販売出来なくなりました。
また噂によると今年の夏にドコモがiPhone5から参入するとの話もあり、これが実現するとiPhoneにおけるソフトバンクのシェアが下落します。
よってソフトバンクの今後の成長はiPhoneのシェア争いが鍵になるように思います。
iPhoneの方向性によって理論株価にも影響を与えてる可能性があります。
しかしながら経営戦略の点で言うと一部の商品に集中することはリスクの増大に繋がり、利益の大きな変動を生みます。
その為ソフトバンクはiPhoneに代替するような魅力的な商品作り、サービスを提供していかないと現在のような成長率を維持出来ないように思います。
また以前「プラチナバンド」の通り、ソフトバンクが申請しているプラチナバンドを取得出来るか否かも今後の成長の鍵になるように思います。
ソフトバンクはドコモやauに比べて既存の周波数でビハインドが存在しますが、プラチナバンドを取得することによってより室の高いサービスを提供することが可能となるのではないでしょうか。
ソフトバンクの孫社長は新しい施策を様々行なわれており今後どのような戦略を取られるのか期待です。
なお今回利用・算出した数値は正確を欠くものであり情報の完全性を保証するものではありません。
「当ブログについて」で記述してある通り、当ブログが起因して発生した損害について責任を負うものではないことにご注意下さい。
次回に続く。
今回はここまでにしたいと思います。
ここまで読んで頂いてありがとうございます<(_ _)>
前回「ソニーの理論株価」ではソニーの理論株価を算出しました。
ただし現在の株価と比べると理論株価の方が5倍高い数値となり、ソニーは割安という結果になりました。
しかしながら現在のソニーの状況を考えると理論株価のように上昇する可能性は難しいと考えられ、実際の株価と理論とが乖離したのは多角化する事業などに計算の難しさが原因としてあったと考えています。
そこで今回はソニーに比べてシンプルなソフトバンクの理論株価を算出しました。
■前提条件
・理論株価算出方法はDCF法
・予測期間は2011年〜2017年までの7年間、それ以降は永続期間
・2018年以降のFCFは直近の2017年の数値を使用
・営業利益の成長率は年2%
・営業利益に対して減価償却費(+)は0.45倍、設備投資(−)は減価償却費に対して0.95倍、運転資本増加額(+)は2011年3月期の数値と同額
・非事業用資産は2011年の現預金+有価証券
・割引率はWACCを基に5.3%
前提条件は他にも小さいのがいくつかありましたが大きな数値は異常になります。
成長率はソニーに比べて多少高いと判断したので2%と設定しました。
この前提条件を基に算出した結果です。
■算出結果
①非事業用資産:942,756
②企業価値(事業価値+非事業価値):8,076,283
③事業価値(②−①):7,133,527
④有利子負債+社債:1,441,909
⑤株式価値(③−④):5,691,618
⑥発行済株式総数(百万株):1107.728
⑦理論株価(⑤/⑥):5,138
※①‐⑤単位:百万円
(※2011年3月期有価証券報告書を基に算出しました。)
以上より、ソフトバンクの理論株価は、5,138円という結果になりました。
尚、2012年2月15日時点のソフトバンクの株価は、2,388円です。
理論株価は現在の株価よりも2倍以上ありますが、今後株価がその値まで近づくことはあるんでしょうか。
現在のソフトバンクまでに大きくさせた要因はiPhoneであると考えれますが、昨年からauからもiPhoneが販売され、独占で販売出来なくなりました。
また噂によると今年の夏にドコモがiPhone5から参入するとの話もあり、これが実現するとiPhoneにおけるソフトバンクのシェアが下落します。
よってソフトバンクの今後の成長はiPhoneのシェア争いが鍵になるように思います。
iPhoneの方向性によって理論株価にも影響を与えてる可能性があります。
しかしながら経営戦略の点で言うと一部の商品に集中することはリスクの増大に繋がり、利益の大きな変動を生みます。
その為ソフトバンクはiPhoneに代替するような魅力的な商品作り、サービスを提供していかないと現在のような成長率を維持出来ないように思います。
また以前「プラチナバンド」の通り、ソフトバンクが申請しているプラチナバンドを取得出来るか否かも今後の成長の鍵になるように思います。
ソフトバンクはドコモやauに比べて既存の周波数でビハインドが存在しますが、プラチナバンドを取得することによってより室の高いサービスを提供することが可能となるのではないでしょうか。
ソフトバンクの孫社長は新しい施策を様々行なわれており今後どのような戦略を取られるのか期待です。
なお今回利用・算出した数値は正確を欠くものであり情報の完全性を保証するものではありません。
「当ブログについて」で記述してある通り、当ブログが起因して発生した損害について責任を負うものではないことにご注意下さい。
次回に続く。
今回はここまでにしたいと思います。
ここまで読んで頂いてありがとうございます<(_ _)>
